企画展 「八神城と毛利氏 ~清和源氏を祖とする名家の歴史をたどる~」のお知らせ

その他

令和6年10月5日(土)より、
企画展『八神城と毛利氏 ~清和源氏を祖とする名家の歴史をたどる~』を開催します。

 廃線となった名古屋鉄道竹鼻線八神駅跡(羽島市桑原町)から南へ300mほど行くと、一見してイチョウの大木が目にとまります。ここが在地の領主として明治維新まで400余年間にわたって領地を守ってきた家柄の毛利氏の八神城館跡です。
 毛利氏は清和源氏の嫡流と言われ、室町時代には尾張国長岡荘石田郷の郷司(地頭)であり、石田城(現下中町)の構えをもち、当地の土豪としてこの地を治めていました。その後、美濃国守護の土岐頼芸をはじめ、織田信秀・信長・信雄の三代、羽柴秀吉、池田輝政、そして徳川家康などの武将に随身します。江戸時代に入り、慶長17年(1612)に尾張藩祖徳川義直(家康九男)が美濃国で6万2千石加増されたとき、当主廣次はこの機を得て尾張藩随身(宿家老)が叶い、その後の明治維新により領村を奉還するまで、代々八神の地を治めてきました。

 今回、毛利氏当代はじめ、毛利家にゆかりある方々にご協力をいただき、八神城と毛利氏に縁のある資料を紹介し、郷土の発展に尽力した歴史をたどる機会として企画展を開催しました。
今まであまり知りえなかった多くの郷土の歴史を見つめる機会にして、この企画展を楽しんでいただければ幸いです。

開催期間:令和6年10月5日(土)~ 12月15日(日)

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