企画展 「木曽・長良 渡しから長大橋へ」展のお知らせ

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 渡し(渡船)とは、河川などの両岸を往復し、乗客や荷物を運ぶ船及び航路のことです。

 明治14年(1881年)の統計では、岐阜県内だけでも172カ所の渡しがあったとの記録が残されています。勤めや学校に通ったり、買い物に出かけたりすることに利用され、同時に物資の輸送手段としても、日常生活に欠かすことができない貴重な交通手段でした。
 木曽川と長良川の大河にはさまれた羽島の地は、重要な交通や荷物の運搬手段として数多くの渡しが欠かせませんでした。また渡しは、重要な脇街道の美濃路街道、竹鼻街道、八神街道などを支えてきましたが、今日では、木曽・長良の渡しを利用された体験のある世代の皆さんもどんどん少なくなってきました。

 かつて2つの大河で運航されていた「渡し」にスポットを当てて思いをはせるとともに、今では遺産として忘れ去られようとしている交通文化財について歴史認識を深める機会にできればとの趣旨からこの企画展を開催します。
尚、今回「愛知県営西中野渡船場」のご協力のもと、実際の渡船風景を撮影することができました。360度のパノラマ映像をぜひお楽しみください。
ご来館をお待ちいたしております。

■会期:10月1日(土)~12月18日(日)

 

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