企画展『庄屋加藤家文書と近世の社会~江戸時代後期の人々のくらし~』のお知らせ

企画展

 5年前の令和2年、加藤清司様より加藤家に伝わる史料を寄贈いただきました。
翌年、貴重な情報を皆様にできるだけ早くお届けするため、美濃路の「間の宿(あいのしゅく)」に関する関札15枚、高札2枚などをもとに企画展を開催しました。ただ、当時は新型コロナウイルス感染症の拡大により公開1か月半余りで中止せざるを得ない状況となりました。
その後令和5年に、約1,000点に及ぶ文書も寄贈いただき、当館の羽島古文書サークル「澪の会」の皆さんの多大なご助力を得て、古文書の解読と調査分析に取り組んできました。
 そこで今回『庄屋加藤家文書と近世の社会~江戸時代後期の人々のくらし~』と題して、企画展を開催します。
 寄贈の「加藤家文書」は、庄屋を務めていた際の記録、領主や北方代官所等へ宛てた報告・請願書等の古文書、村への伝達やさまざまな記録をはじめ日常的の出来事やお話を綴ったものや家族や親類筋の覚書、様々な種類の小紙に記されたもの等、公私にわたり約1,000点に及びます。封紙やこよりの状況を含めて、史料の丁寧な保存状況が伺えました。
歴史にあまりなじみでない方にもできるだけ分かりやすくするために説明を複数用意し、一部の古文書については、地域の画家の方に当時の様子をイメージしやすいよう絵画で表現をしていだきました。当時の社会をイメージしやすい素晴らしい絵画ですから、小中学生のみなさんにも十分楽しんでいただけると思っています。今から約200年前、遠いようで意外と近い当時のくらしを垣間見る機会としていただければ幸いです。

開催期間 令和7年8月1日(金)~9月28日(日) 

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