組み合わせ玩具(大正~昭和初期頃) 

ステレオスコープ
  左右アングルが少し違う2枚の写真を一定の距離から覗くと、写真が浮き上がって立体的に見える。(大正~昭和初期頃) 
 双六(雙六・双六)とは、サイコロを振って出た目に従って、升目にある駒を進めて上がりに近づけるゲームである。  その名の由来は、サイコロを2個振り、双方とも最大値である6のゾロ目がいかに出るかが形勢を左右したゲームであったため、「雙六」あるいは「双六」という字があてられるようになったという説がある。  日本では「雙六」とかかれた盤双六(ばんすごろく)と後世に発生した単に「双六」と称した絵双六(えすごろく)の2種類があった。江戸の幕末期には盤雙六は廃れ、現在では「双六」といえば、絵双六を指すようになった。  絵双六というのは、紙に絵を描いてサイコロを振り、絵の上のマスの中にある駒を進めて上がりを目指すものである。室町時代の後期(15世紀後半)には、浄土双六が遊ばれていた。江戸時代の元禄年間には、道中双六、野郎双六などの絵入りの双六が遊ばれるようになり、後期になると勧善懲悪や立身出世などのテーマ性を持ったものや浮世絵師による豪華な双六も出現するようになった。  明治以後は文明開化、富国強兵をテーマにしたものも現れ、次第に国民教化の手段として用いられるようになった。また、雑誌の付録として欠かせないものになった。  戦後の遊びの多様化や社会の変化から双六は衰退した。しかし、今日のボードゲームやテレビゲームの中にサイコロ(代用品としてルーレット)を用いてゲームを進行させる作品が多くみられ、これらは双六の進化・発展と考えることが出来る。  さて、今回展示する「双六」は、羽島市在住の渡辺家に残されていたもので、主に大正・昭和初期の年代のものである。双六に描かれた様々な絵から、当時の世相を読み取ることが出来る。双六は、お正月の遊びとしても子供たちに人気があり、双六に興じる子供たちや家族の楽しそうな会話が伝わってくるように感じられる。幸いにも、渡辺家の保存状態がよく色鮮やかな珍しい双六を多数拝見することが出来ることは誠に嬉しいことである。  この企画展に全面的に協力いただいた渡辺家の皆様に心からお礼を申しあげます。
   
   

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